英会話ができる看護師は転職に有利

看護師の転職で、看護師免許以外の何らかの資格などがあれば転職は非常に有利になります。

その一つとして、英語力はこれから大きな切り札になります。

一般の医療現場では英語の専門用語を使うくらいで英語会話をする必要性は全くといって良いほどありません。

しかし、看護師の職場の中には英語が活かせる職場もあるのです。

大きく分けて、

  • フィールドナースの看護師
  • 外国人相手の診療科の看護師

の二つがあります。

フィールドナースの看護師とは企業看護師ともいわれ、企業の医務室、医薬品メーカー、医療機器メーカー、治験関連の領域などで働く看護師です。

しかし海外からの観光客や労働者が急増しており、

一般の医療現場でも英会話。ができる看護師は非常に重宝されているのです。

英会話ができるといっても、難しい会話をするわけではありません。

医者の質問や指示を患者に伝えるだけで、あなたの英語力でも充分かもしれません。

また、英語会話が好きといなら、少し勉強してみませんか?

 

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外国人相手の診療科で英会話力を活かす

法務省の調べによると平成29年末の在留外国人数は、

256万1,848人で前年末に比べ17万9,026人(7.5%)も増加し、過去最高となったそうです。

 

京都府、新潟県、宮城県の人口は、それぞれ、260万人、230万人、230万人ですから、

それらの県の人口に相当する外国人が日本に在留しているのです。

さらに、最近では大都市周辺だけではなく、地方の市町村に居住している外国人が増えているのです。

 

 

さらに、観光などで日本を訪れる訪日外国人数は平成29年度は2,743万人で前年より421万人増加しまし、過去最高を800万人を超えています。

 

政府は以前に、「2032年に2,000万人」と掲げていましたが2015年にほぼ達成してしい、急遽「外国人患者数東京オリンピック開催の2020年に4,000万人」と目標を修正してます。

 

  • 在留外国人数 : 256万
  • 訪日外国人数 : 4,000万人

平成30年2月現在の東京都の人口は13,75万人と推計されていますから、東京都の人口の3倍にも達するのです。

 


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外国人の患者が急増している

これだけの在留外国人や訪日外国人があれば、

当然ながら病気やケガをする外国人も増えています。

 

厚生労働省は、

外国人患者の受入れ体制を整備するために、

「医療機関における外国人旅行者及び在留外国人受入れ体制等の実態調査」

を委託調査しています。

 

詳しく見る ⇒ 医療機関の外国人受入体制の実態調査

 

この調査では、3,761の医療機関にアンケート調査を行ったのですが、

平成 27 年度の1年間に、

外国人患者を受入れたと回答した医療機関は約80%を占め、

外国人患者の受け入れはなかったと答えたのはた6.5%にすぎなかったのです。

 

環境庁は、平成27年度より日本政府観光局Webサイトに、

外国人旅行者受入れ可能な医療機関リスト

を掲載していますが、

さらに登録医療機関数の拡大し円滑に訪日外国人旅行者の患者を受け入れられるようにしています。

 

 

さらに、

外国人患者の受入れ体制が整っているとして、

外国人患者受入れ医療機関認証制度(JMIP)

が設けられているのです。

 

詳しく見る ⇒ 英語のサイト

詳しく見る ⇒ 日本語のサイト

 

外国人患者受入れ医療機関として認定されるには、

観光庁と厚生労働省の指示する要件を満たす必要があるのですが、

現時点では1,260の医療機関が認定されています。

 


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どの程度の英語力が必要なのか

このような背景において、

英会話が出来る看護師さんの需要はますます増加しているのです。

 

大きな病院などの医療機関だけに留まらず、

  1. 一般病院
  2. クリニック
  3. 外資系会社の医務室
  4. 外資系ホテルの医務室

など英会話ができる看護師であれば引く手あまたなのです。

 

英会話のできる看護師のレベルは?

では、

どの位の英会話ができれば「英会話のできる看護師」といわれるのでしょうか?

 

それは当然のことながら、

求人先によって大きく異なります。

 

  • 外国人とある程度の意思の疎通ができる
  • 外国人と医師の通訳ができる

までさまざまなレベルがあります。

 

しかし、フィールドナースとして働くというのでなければ、

それほどの英会話レベルを要求されません。

 

また上に説明した、

外国人患者受入れ医療機関の看護師

として働くのでなければ、英検の級やTOEICの点数を持っていれば転職の際には有利になります。

 

難しい英会話については、

  1. 通訳ができる看護師
  2. タブレットを通じた通訳

ができるからです。

 

特に、タブレットを通じた通訳では、

タブレットで医療通訳サイトにアクセスすれば、

医者の説明をタブレットを通じて通訳者が患者に説明してくれるシステムがあるのです。

 

ですから求められているのは、

 

  • 外国人患者がきたときの応対
  • 簡単な医者と患者のやりとり

 

のできる看護師が重宝されるのです。

 

今からでも遅くはない

スキルアップしたいと思ったら、今からでも英会話の勉強をすることはムダではありません。

  • 英検2級
  • TOEIC600点

を取得していれば、「英語ができる」と主張して良いでしょう。

TOEIC600点は半年も勉強すれば取れない点数ではありません。

 

ただし、TOEIC600点を持っているといっても、医療機関で患者と会話ができるわけではありません。

TOEIC600点では看護の仕事の専門的な用語をカバーできるわけではありませんから、

最終的には、

「英語力+看護師経験」が必要だといえるでしょう。

 

英会話を勉強してスキルアップし、看護師の転職を有利にしましょう

 

 

英会話ができれば求職や転職に有利に働くことは間違いないのですが、

ハローワークなどで英語力を活かした看護師の求人を見つけることは困難です。

ナースではたらこなどの看護師求人サイトで、

 特技:英会話

と記入すると意外によい転職先が見つかるようです。

 

そして穴は!

美容外科です。

 

美容整形では韓国が有名なのですが、

最近では、

中国からの観光客で「プチ整形」をする女性が増えているのだそうです。

 

また、地方の医療機関やクリニックでも「チョット英会話ができる看護師」を求めていますから、

英語が好きなあなたはチョットスキルアップして「特技;英会話」と書くことでより良い転職先が見つかる可能性が大きいのです。

 

ナースではたらこ

 

 

 

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