速報|2017年の認定看護師・認定結果

8月7日、日本看護協会は「第25回認定看護師認定審査」結果をプレスリリースしました。

これによると、

  • 合格率は88.5%
  • 新たに1,478人が認定看護師として認定

され、認定看護師数は21分野18,728人に達しました。

 

2017年の認定看護師・認定結果

8月7日、公益社団法人日本看護協会は、

「第 25 回認定看護師認定審査」の結果を発表し、

新たに 1,478 人を認定看護師として認定しました

とプレスリリースしました。

詳しく見る ⇒ 日本看護協会プレスリリース

 

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プレスリリースによると、2017年度の第 25 回認定看護師認定審査には、

  • 1,671 人が受験
  • 合格者は1,478 人
  • 合格率 88.5%

だったようです。

 

今回の認定により、認定看護師数は18,728人に達し、

21分野ある 「介護保険施設等」では「認知症看護」での認定看護師が198人と最多で、

「認知症看護」での総認定看護師数は1,003人と最も多くなっています。

 

認定看護師は病院勤務が多い

今回の認定により、認定看護師総数は18,728人になったのですが、

認定看護師の所属は、

  1. 病院 : 90.0%
  2. 訪問看護ステーション : 3.4%
  3. クリニック・診療所 : 1.3%

と、認定看護師の所属先は圧倒的に病院勤務が多いようです。
2017年の認定看護師・認定結果認定看護師の認定速報2

認定看護師は大都市に多い

認定看護師は全国の各都道府県におり、最も少ない県でも100人を超えています。

さらに、認定看護師数が500人を超える県は、

  1. 北海道
  2. 埼玉県
  3. 千葉県
  4. 東京都
  5. 神奈川県
  6. 愛知県
  7. 京都府
  8. 大阪府
  9. 福岡県

と9都道府県ですが、認定看護師は大都市に多いようです。

 

認定看護師3

しかし、各都道府県の看護師数あたりの認定看護師数ではどうなるのか興味あるところです。

 


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認定看護師の認定と給与

認定看護師は、高度化し専門分化が進む医療の現場において、熟練した看護技術と知識を有し、水準の高い看護を実践することができると認められた看護師のことです。

認定看護師 は英語では Certified Nurse(CN) といわれ、日本看護協会の認定看護師認定審査に合格しなければなりません。

日本看護協会は、認定看護師を社会に送り出すことによって看護現場における看護ケアの拡大と看護の質の向上をはかることを目的として、平成7年から認定が始まりました。

 

認定看護師は、

  1.  実践 : 熟練した看護技術を用いて水準の高い看護を実践する
  2.  指導 : 看護実践を通して看護師を指導する
  3.  相談 : 看護師に対する相談とコンサルテーション

の3つの役割を担うことが求められ、

 

  • 救急看護
  • 皮膚・排泄ケア
  • 緩和ケア
  • がん化学療法看護
  • かん性疼痛看護
  • 糖尿病看護

など21分野において認定しています。

 

認定看護師に認定されるためには、

  1. 日本の保健師、助産師及び看護師のいずれかの免許
  2. 5年以上の実務経験(うち認定看護分野で3年以上は経験)

を有し、

  • 認定看護師教育機関で認定看護師教育課程(615時間以上)

を終了し、

  • 認定審査(筆記試験)

に合格することにより初めて認定看護師認定証が交付され、認定看護師として登録されるのです。

くわしく見る ⇒ 認定看護師とは(日本看護協会)

 

日本看護協会は2020年に認定看護師の制度の見直しを検討しており、

認定領域など多少変わるようですが、大きな変化はないと思われます。

 

詳しく読む ⇒ 認定看護師制度はどうかわるのか?

 

認定看護師の認定状況

認定看護師に認定後には認定看護師として看護現場で活動することになるのですが、5年毎に資格を更新する必要があります。

今回、1,478 人が認定され認定看護師数は2017年8月現在の認定看護師数は18,728人に達したのですが、認定看護師数は年々増加しています。

 

認定看護師

認定看護師になると給料が上がるのか

認定看護師に認定されたからといって現在の給料がすぐに跳ね上がるわけではありません。

認定看護師になったら、

  • 給料は変わらなかった
  • 3,000円程度上がった
  • 5万円上がった

など、さまざまですが、

 

認定看護師が看護ケアを担当した場合には診療報酬が加算されるようなシステムもあり、

認定看護師を求めている医療機関も少なくありません。

そのような認定看護師を必要とする医療機関では数万円から10万円程度も給与がアップする場合もあるようです。

 

認定看護師制度はあくまでも看護ケアのスキルアップを目的としたものですが、同時に給料のアップも狙うのであれば、

認定看護師の資格を活かせる求人が多い看護師転職サイト

で打診してみるのも良いでしょう。

 

認定看護師制度は発足してからまだ10年程度ですが、上の図にも示したように年々認定看護師数が増えており、今後は認定看護師の資格は重要視されることと思います。

 

日本看護協会では、認定看護師を希望する人に奨学金制度も設けています。

詳しくみる ⇒ 認定看護師の奨学金制度

 

認定看護師の重要度はこれから益々上がっていくと思われます。

現時点では給与面では認定看護師になるメリットはさほど大きくないようですが、

将来的にも看護師の仕事を続けていきたいと考えている方にとっては必要な資格でないでしょうか?

 


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