人気の転職希望先は訪問看護
日本看護協会は、
2017 年 看護職員実態調査
の結果を発表しました。
それによると、
転職の希望先は訪問看護がトップ
であり、
急性期対応の病院は敬遠される傾向にあることが分かりました。
転職の希望先は訪問看護がトップ
5月16日、日本看護協会は作秋に行った、
2017年 看護職員実態調査
の結果を発表しました。
この調査は、
4年に1回、日本看護協会の会員を対象に、
病院・在宅・介護施設など多領域で働く看護職の働き方の実態と意識
を明らかにすることを目的としておこなわれている調査です。
2017年10月1日~11月9日において、
日本看護協会の会員6,734人
自記式調査票の郵送配布回収方式で行われ、
- 正職員はやや減少傾向、臨時・パート職員はやや増加傾向
- 夜勤を可能にするためには家族の理解と協力が重要
- 労働環境の悪化が懸念される
などの結果が得られたのですが、
働いてみたい職場のトップは「訪問看護などの在宅医療・看護」
であることが明らかになりました。
詳しく見る ⇒ 日本看護協会プレスリリース
Q:将来、働いてみたい職場は?
との質問に対しては、
- 訪問看護などの在宅医療・看護 : 60.0%
- 介護保険施設等(老健施設・特養など) : 55.5%
- 病院(療養が中心) : 52.9%
と、
訪問看護などの在宅医療や看護 が 60.0%と最も多かったのです。
療養が中心の病院で働きたいとは52.9%でしたが、
急性期対応が中心の病院で働きたいとの希望は14.7%と低い結果で、
忙しい病棟、深刻な疾患での勤務を避ける傾向があるようです。
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若い看護師ほど在宅看護で働きたい
訪問看護などの在宅医療・看護 で働いてみたいとの希望は、
- 年齢が若いほど高い
- 男性での希望者の方が多い
という傾向もありました。
日本看護協会では、
今後は、
- 在宅医療
- 在宅看護
のニーズが益々増大するため、
- 訪問看護で働きたい看護師の支援
- 病院からの訪問看護を拡大する
などの取り組みが必要だとしています。
訪問看護の需要は現在でも大きく、
団塊の世代が75歳以上となる2025年には訪問看護の需要がピークに達すると予想されているのですが、
看護師の転職先としても、
急性期医療などの忙しい病棟、深刻な疾患での勤務が敬遠され、
訪問看護や介護看護が好まれているようです。
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