看護師の給料は高いのか？安いのか？

はじめに

一般に「高い」というイメージが強い看護師の給料ですが、

• 看護師の給料は高いのか？
• 看護師の給料は安いのか？

看護師のコミニュティーサイトなどを運営するクイック社は、

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査を元に最新の看護師の給料を分析結果を発表しました。

 

 

看護師の給料は高いのか安いのか？

 

 

看護師コミュニティサイトである「看護roo!（カンゴルー）」を運営する(株)クイックは、

厚生労働省の平成30年賃金構造基本統計調査を基に看護師の平均年収の分析結果を発表しました。

 

くわしく見る　⇒　プレスリリース

 

 

看護師の平均年収は480万円

看護師の平均年収は479.9万円でした。

 

これは、男女の看護師の平均で、

女性看護師だけでは478.5万円で、男性看護師より若干低くなります。

 

また、

全勤労者の平均年収は497.2円で、

全女性勤労者の平均年収は382.6万円でした。

 

女性看護師の平均年収は全女性労働者の平均年収より95.9万円高い結果となっています。

 

 

 

ここでいう平均年収とは、

所得税や社会保険料などを控除する前の全支給額で、

時間外手当・深夜勤務手当・休日出勤手当などの超過労働給与や通勤手当なども含んだ金額です。

 

昨年度は、

• 女性看護師の平均年収　　　：　478.2万円
• 全女性労働者の平均年収　　：　377.8万円

でしたので、女性看護師の年収はほとんどアップしていません。

 

厚生労働省の衛生行政報告例結果によれば、

2016年度の看護師の男女比は、

• 女性看護師：106万5204人
• 男性看護師：8万4193人

と、男性看護師は女性看護師の8%程度しかいないのですが、

女性看護師の平均演習は男性看護師より若干低いようです。

 

看護師の給料は50代でピーク

平均年収は新卒の看護師からベテランの看護師の年収を平均化したものです。

気になるのは、新卒看護師の年収からどれくらいアップしていくのかです。
看護師の平均年収を年齢の階級別にまとめた結果も公表しています。

 

20－24歳　：　389万円

25－29歳　：　463万円

30－34歳　：　472万円

35－39歳　：　484万円

40－44歳　：　497万円

45－49歳　：　515万円

50－54歳　：　537万円

55－59歳　：　527万円

60－64歳　：　445万円

 

ということで、50－54歳の時がピークのようです。

 

 

 

しかし、

これも平均ですから50－54歳になれば誰でもが537万円の年収が得られるわけでなく、

これより低い人もあれば看護部長にでもなればさらにアップするのです。

 

20－24歳における全勤労者お平均年収は321万円ですが、

20－24歳の看護師の平均年収は389万8万円ですから、

看護師職では若い時の年収が他の職種よりも高い傾向にあります。

 

女性看護師の給料はランキング16位

看護師の給料は高いというイメージがあるのですが、

女性労働者の年収ランキングにおける女性看護師の年収をみてみると、

 

女性看護師の年収ランキングは16位

ということで、それほど高いわけではありません。

 

上位の、大学教授、医師、会計士、弁護士、歯科医師などを除外しても、

女性看護師の年収は、

13位　女性運転士

14位　薬剤師

15位　獣医師

 

に次いで16位なのです。

 

しかし、全職種129職種の中での16位なのですから、低いわけではありません。

 

 

まとめ

看護師の給料は低いわけではなさそうです。

そして、

女性看護師の給料は全職種の中で16位ですから、高い方だと言えるのかもしれません。

 

しかし、看護師の仕事は夜勤も多く非常に過酷な仕事の内に入るでしょう。

 

さらに、

看護師の給与は医療施設によっても大きく異なり、

• 自分の経験や技量に見合った給与をもらっているのか？
• 他の医療機関ではもっと給料が良いのではないか？

ということが気になるのはあなただけではありません。

 

そんなときには看護師の給与アプリを使って自分の給料が妥当であるかを確かめてみたらいかがでしょうか。

 

詳しく読む　⇒　看護師の給与をアプリで診断してみる