美容外科と美容皮膚科の違い
看護師の転職率や離職率は非常に高く、
- 看護師の39%転職を考えている
- 看護師の4人に3人は辞めたいと考えている
といわれています。
看護師が転職したい三大理由は、
- 仕事がきつい
- 人間関係
- 給料が不満
なのですが、
最近、美容クリニックへ転職する看護師さんが増えています。
美容クリニックでは、
- 定時に帰れる
- 夜勤がない
- 給料が良い
と、病棟ではたらく看護師とは条件が異なるからです。
しかし、
美容クリニックでも、
- 美容外科
- 美容皮膚科
の2つがあることをご存じですか?
美容医療には3種類がある
看護師の大半は病院の病棟勤務に就いており、
日勤と夜勤が混じった不規則なシフト勤務で働いています。
憧れて看護師になったものの、実際に働いて「体力的にキツイ」と感じる人も多く、
若い看護師で美容クリニックへ転職する看護師が増えているのです。
美容クリニックへの転職を考えているなら、その診療科の内容についてはおおよそはご存じだと思いますが、ごく簡単に説明させてください。
- 美容整形
- 美容外科
- 形成外科
の3つの診療科の違いを正確に分かりますか?
美容整形、美容外科、形成外科の違い
まずは3つの診療科の定義を見てみましょう。
美容整形
美容整形とは、体の健康状態には異常がないものの、「さらに綺麗になりたい!」という方が受ける医療のことです。
美しくなることを目的に受ける、
- 二重まぶたの手術
- 鼻へのプロテーゼ注入
- 皮膚のたるみの修正
など、、。
このような治療が、「美容整形」にあたります。
美容整形は病気ではないのですが、に、綺麗になることを目指して行う治療です。
病人ではありませんから、健康保険は適用されず、医療費は全額自己負担の自由診療になります。
美容外科
美容整形と美容外科は言葉が異なるだけで実際の診療の内容に違いはありません。
美容外科 = 美容整形
1978年に「美容外科」が正式名称と決まったのですが、
今でも「美容整形」と「美容外科」の用語が混同して使われているのです。
形成外科
形成外科とは、見た目を綺麗にするためではなく、
体の健康や機能を高めるために行われる医療のことです。
形成外科の治療ではほとんどの場合、健康保険が適応されます。
同じような治療に見えても、
何のために、どんな治療を行うのか
によって、「美容整形」「美容外科」「形成外科」の適応が異なっているのです。
形成外科は、ほとんどが一般の病院の診療科として存在しており、
美容クリニックでは美容外科(美容整形)を扱っているところがほとんどです。
Sponsored Link
美容クリニックの美容外科と美容皮膚科
美容クリニックは、美容医療を扱う医療施設ですが、
美容クリニックにも、
- 美容外科
- 美容皮膚科
があるのです。
美容整形(美容外科)は綺麗になることを目的とした治療ですが、
治療法は大きく分けて、
- 外科的手術を伴う治療
- レーザーや注射による治療
の2つがあるのです。
美容外科では外科的手術を伴う治療
具体的には、
- 一重まぶたを二重まぶたにする
- 乳房を大きくする
- 鼻を高くする
- 脂肪吸引による痩身施術
- 余分な皮膚を切りとってリフトアップする
というような治療で、
このような施術は美容外科の診療科で行われます。
美容皮膚科ではレーザーや注射による治療
レーザーや注射による治療とは、
- 顔のシワとりのためのボツリヌストキシン
- シワやタルミをとるためのヒアルロン酸注入
- シミ取りのためのレーザー治療
- レーザー照射による脱毛
などの施術で美容皮膚科で行われます。
美容クリニックには、
- 〇〇美容外科
- △△美容皮膚科
というように、美容外科と美容皮膚科を診療を明確に分けている美容クリニックもありますが、
美容皮膚科と美容外科を併設して診療を行っているクリニックも少なくありません。
しかし、
看護師の仕事内容は、美容外科と美容皮膚科で異なるのです。
美容外科では、
- 手術補助がある
ので、手術の器具出しが苦手、血を見るのが嫌!という看護師には不向きですから、
手術のない美容皮膚科を主とする美容クリニックを選ぶ必要があります。
また、
豊胸手術や脂肪吸引の後には1晩の入院ということもありますので、
- 夜勤がある場合もある
ということで、夜勤は嫌だから美容クリニックへの転職を考えている看護師には美容外科は不向きです。
いかがですか?
看護師の転職サイトを利用して美容クリニックを探すときには、
美容クリニックをメインにした転職サイトもありますのでそれらを利用した方が良いでしょう。
Sponsored Link