准看護師から看護師になるデメリットをなくすには
准看護師制度をなくそうという動きがあることも事実ですが、
准看護師制度を残そうという動きもあるのです。
そして現在、
32万人の准看護師が働いているのです。
看護師は150万人ですから、6人に一人は准看護師なのです。
准看護師では、
- 17歳から働ける
- 学費が安い
と人気だったのですが、
高校進学率が高くなった現在ではやや人気が低下しているかもしれません。
准看護師から看護師になるにはいくつかの方法がありますが、
今年から、
実務経験が10年から7年に短縮され准看護師により有利になりました。
しかし、、、
准看護師から看護師になるとデメリットもあるのです。
准看護師から看護師になろうと思っている方はしっかり覚えておいて、
デメリットのないようにしてください。
准看護師から看護師になるデメリット
今年の春から、
准看護師から看護師になるための条件の一つである、
実務経験年数が10年から7年に短縮されました。
さらに、5年に短縮される可能性もあり、
詳しく見る ⇒ 准看護師から正看護師になる方法が変わった
看護師を目指す准看護師に取っては幸運なのですが、
准看護師から看護師になるとデメリットもあるのです。
それは、
准看護師から看護師になると経歴が消されて1年目の新人として扱われてしまう
ということです。
具体的には、
准看護師として15年働いたのちに看護師になっても、
看護師の1年生として扱われる
ということです。
ネット上では、
- 新人看護師とともにOJT(導入教育)を受けさせられた
- 新米看護師として年下のリセプターをつけられた
- 1年生看護師の初任給になって給料が下がった
など、
憧れの正看護師になったと思ったらプライドをズタズタにされた
などとの書き込みが目に付きます。
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准看護師から看護師のデメリットをなくすには
キャリアアップのために看護師を目指したのに職歴がリセットされてしまったのでは何のためのキャリアアップなのか分かりません。
こんなキャリアダウンを防ぐには、
勤務先の医療機関では職歴を残してくれるか確認することが先決です。
規則として職歴がゼロになってしまう医療機関も少なくないようですが、
一方では、
准看護師から看護師へのキャリアアップを奨励しているところもあるのです。
准看護師から看護師へのキャリアアップをするときには自分の勤務先はどのようになっているか確認することから始めて下さい。
友達看護師や先輩看護師ではダメです。
病院長、人事部長などの人事権のある人に確認することが大切です。
准看護師から看護師でのデメリットをなくすためは
現在の勤務先では准看護師から看護師になると職歴が消えてしまうのであれば、
- 准看護師の間に転職する
- 准看護師の職歴を引継げる病院に転職する
この2つしかありません。
准看護師の間に転職する
准看護師の内に転職することです。
そうすれば、職歴に准看護師としてのキャリアとして引き継ぐことができます。
しかし、下にも書きますように、片っ端から面接して聞き出すこともできませんから、
効率が良いのは、
看護師の転職サイトを利用することです。
准看護師の職歴を引継げる病院に転職する
看護師になった後も准看護師のキャリアを引継げる病院はそれほど多くないようです。
准看護師として働いた職歴が、
看護師になった後でも引き継げるか、引き継げないかは病院の給料体系に関する取り決めを見ないと分かりません。
ですから、
外部の者では分からないのです。
かといって、片っ端から面接して聞き出すこともできませんから、
効率が良いのは、
看護師の転職サイトを利用することです。
看護師の転職サイトに登録し、
准看護師としての職歴を引き継げる転職先を探してもらうのです。
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准看護師から正看護師になる条件が変わったにも書きましたように、
准看護師から看護師にキャリアアップする条件については、
准看護師に有利なように変わりつつあります。
しかし、
看護師になっても准看護師として働いた職歴を引き継げないなど、
デメリットもあるのが現状です。
しかし、
准看護師から正看護師になる条件が変わったように、
良い方向に変わるのも近いと思われます。
准看護師から看護師にキャリアアップしてみませんか?
その際には看護師の転職サイトを大いに利用して下さい。
それが看護師の特権です。